こまかいこと

とある漫画サイトの広告を何気なく見ていたら、ゲーム風中世ファンタジー世界を基にしたと思われる作品で、現実世界の妊娠検査薬が描かれたコマが出てきて「なんじゃこれ」となった。どんな技術レベルなんだよ、と。

そんな細かい事…と自分でも思うのだけど、それなりの技術力ないとそんなん作れないはずなわけだ。そこを何とかするため『魔法』という便利な装置でなんとかしてるのだろう、おそらく(読めばいいのだけどね…)。

100歩譲って魔法を使った妊娠検査薬でもいいのだけど、それならば現代に存在するものに形を合わせる必要はない。むしろ魔法という無敵の説得材料があるのだから形を変えて世界観に深みを増すということもできたはずだ。でもきっとしないんだろうな。

まず担当する者も読む者もそんなこと対して気にしてない。世界の深みとかどうでもいい。いかにドラマチック、エキセントリックはストーリーが展開されるかしか興味がない。そういうものが溢れている。

悪い事ではない、とは思う。面白ければ、だが。

そんな細かいこと気にならない!てくらいまで突き抜けた話であれば、舞台世界はあとからついてくる、なんてこともある。

だいたい細かなとこが気になっちゃうてのは、もともとの話に大して面白くないから(個人差があります)、そういうとこばかり目に入ってしまうんだよ。