昔はいいけど今がいい

おじさんの歳的に、80年代が趣味嗜好の核であるということは今更言うまでもなく、過去の日記を見ればわかることである。
ではあの頃に戻りたいかと問われればちょっと考えてしまう。今は今でいいこともあるからだ。
一番大きい恩恵は情報へのアクセスの容易さ。ネットワークさえ繋がっていれば欲しい情報を得やすい。
が、しかし、その容易さゆえに不正確な内容もつかまされる可能性もあるのでそこは難しいところではあるが、蒐集と精査を繰り返して正確なものを手繰り寄せていくしかない。
1回調べて終わりでは理解の深度は上がらないのは、年代は関係ない。80年代ではその深掘りに必要な情報を入手するのに大きな手間がかかっていたが、現在は情報の質の確認に手間がかかるだけのこと。
特に歳を取ると深掘りも億劫になりがちだけど、そこだけは若い心のまま生きていたいものである。

若作りしたいわけではなく

GパンにYシャツという衣装スタイルを40年も続けてきた。特に着てみたい、という服がなかったから、というのが主たる理由なんだが、実際のところ、20代くらいには裾の広がったズボン(ニッカポッカにあらず)とかちょっといいんじゃないか、とか具体的に言うと中近東的な衣装に身を包みたいという欲がふつふつと湧いてきていた。しかし入手手段がまったくわからなかったため、渋々従来のスタイルに甘んじてきた。
時を経て今、インターネットを用いれば理想の服にアクセスできるようになった。もちろん入手手段も世界的ECサイトを利用したりとか、取扱店から直接購入できたりとか様々だ。おかげでこれまた年甲斐もなく「あれいいな、これいいな」などと眺める日々を迎えた。
実際買って身につけようと思うと色々難しいところもありそうだけど、積年の想いを叶えるのもいいんじゃないだろうか。そんなに長い道でもないし。

落ち着きを取り戻す

長々とストレスとなっていた仕事のあれこれがついに解決した。
どう解決したのか端的に言うと、ひとり社員となった。
その方がストレスでは? と思われるかもしれないが、状況次第では誰かと一緒に働く方が心に厳しいことだってあるのだ。特に会話も持たない場合はなおさらである(別に仲悪いとかじゃないよ)。
仕事量はひとり社員向けに少なくなり、その日の仕事を早く片付ければ定時を待たずに退社しても良し、ともなり、心に余裕が生まれた。
まあ、今まで無茶な仕事もやってたわけだし、このくらいでもバチは当たらないだろう。
できれば他業種で出直し、といきたかったのだが、50過ぎのオペなんて転職を考えても「独立とかすればいいのになんでわざわざくんの」的扱いだし基本的に取り付く島もない状態。一応、現会社から紹介された転職先もあったけど、就業時間は増えます、出勤日も増えます、でも給料は下がります、仕事内容も質が落ちます、ってんなら行く意味がない。
そんなわけで、現職を維持する条件がまあよかったのでひとり社員を甘んじて受けることになったのだ。
一応、給金は現状維持(6月時の話)だったので数日後にもらう給与明細次第ではまた荒れる可能性はある。
願わくば何事もなく収まってほしいものだ。
というわけでこちらも書き込む余裕が生まれそう。毎日できるか3回目ってことだ。

まいにちになれない

最後に書いたのは確か3月くらいだったか。

心を入れ替えてまじめに毎日書くかー、と思ったところに、仕事上の問題が浮上。

端的に言えば、「今度こそ会社なくなるよ」というお話。

そもそも、前体制ではやっていけぬと大幅な業務縮小を行い、昨年12月より新体制でがんばってきたのだけど(この縮小という話も計画当初に聞いたものとは大きく乖離していて、それだけでも心労が蓄積していったのだが)、売り上げの大きな柱のうちひとつが今後の業務を依頼しない、ということになって「今度こそダメ」ということになってしまったのだ。

さすがに参った。「仕事も減るしラクになる」と言われたから「まあいいか」と引き受けたのに、仕事量は増える、売り上げもそれほど増えてない、どころか大幅に減る。

ここまで聞いていた話と違ったら嫌気がさすというもの。なので、今後どうするかという悩みを胸に秘めたまま今に至っているのだ。

一応、道はないわけではないのでそこまで悲観的ではないのだけど、そこでまた大きな得意先がなくなったら…と思うと、うすぼんやりとした不安に体力を削られていく。

この問題が解決しない限り、毎日書いていこう、という気力は生まれにくいだろう。

早くなんとかしたいなあ。

あ、昨年の今頃買ったミニPCはとても好調です。ほんの2~3年でいろいろ変わるものなのだなと実感。

開設一年ですって

もう、毎日じゃなくなってるね…。

アレが悪いコレが悪いと言いたいとこだけど、何のことはない、自分が続けられてないだけなのだ。

勢いで書いたものを投稿する前に推敲して大幅に変えて疲れちゃって、の繰り返しのため結構な時間を費やしているのが継続しきれなかった理由のひとつではある。

ちなみにほぼ同時期に始めたブレワイもまだ終わってないです。

なにやってんのもー。

40年ですってよ

ダンバイン」が放送開始より40年ならば「エルガイム」だってそうでしょうよ。

随分と時間が経ったわけだけど、初見のインパクトは忘れられない。

メカデザインについてはいろいろなところでさんざん語られてるので割愛するが、デザインに次ぎ、衝撃を受けたのは火器装備の独自性だ。

携行火器として銃の形態を採るロボットアニメが多い中(オーラショット等例外あり)、「エルガイム」に登場するメカ、ヘビーメタルはパワーランチャーという筒状の」ビーム兵器を装備し、メカ本体からエネルギーを供給して使用するという類を見ない火器だった。

当時のおじさんからすれば「ガンダム」(とそれ以外)の影響で「メカの携行火器は銃形態、しかもライフルに限る」という固定観念にとらわれていたので、このアイデアがどれだけ新鮮だったことか。

銃のような形態のバスターランチャーもあるが、あれは銃と呼べるだろうか。では何かと問われれば「バスターランチャー…だよね」としか言いようがない(モチーフは対戦車ライフルなのだろうけど)。

エネルギー供給の仕方も、パワーランチャーならエネルギー供給チューブが1本、バスターランチャーなら3本と、直感的に強さがわかりやすくなっている。

この二つの火器を演出材料として組み合わせることで、映える絵面が生まれ、おじさんのような少年の心をわしづかみにしたのである。

そんな独自性の塊である「エルガイム」。この作品で採用されたメカデザイン群が、まさか今現在まで影響を与え続けているなど(主に某プラモで)当時は想像だにしなかった。

ストーリーはともかく、メカデザインという観点から見ると、大きな転換点となる作品だったのは間違いない。いまだに好きだよ「エルガイム」。