「帰ってきたウルトラマン」の話題となると必ずといっていいほど取り上げられる「怪獣使いと少年」。
確かに名エピソードなんだけど、個人的には37・38話が印象に残っている。
郷に近しい人たちが次々と命を落とし、郷自身もまた絶体絶命のピンチに陥るも、なんとか逆転、という、重い話が多めの「帰ってきた~」においてかなりの重さの回だ。
色々なものを喪った郷のつらそうな姿は、観ているこっちも何とも言えない寂しさ悲しさがあったものの、それゆえか心に残る私的名作回である。
その郷の悲壮感も団時朗さんの名演技があってこそのものだ。